KIDS CLASS BLOG ニュース 2021.03.22

無拳流空手道青山道場「DRAGON TOURNAMENT DAY2」後記


先週末に青山道場で内部交流大会「DRAGON TOURNEMNT 」が行われました!

幼年〜小学2年生までの大会「DAY1」のレポートはこちらです!

さて、DAY2です!!

こちらは小学3年生以上ということで

高度な技術と
幼少の頃から6〜7年以上の長い道場通いだからこそ
溢れ出るドラマの名シーンが多かったです。

先ずは3年生、4年生の試合です!

◯実力が拮抗する好試合が連続!

今回の大会で良かったのは
ほぼ全ての試合でミスマッチが
無かったかなと思えることです。

お子様たちのレベル、体格差、気質
それらをカードの組み合わせ前に
熟慮するのはもちろんですが、

試合になると
急に普段以上の動きを見せたり
逆に発揮できなくなったり

やはり個性による
その日その場のリバウンドを
予測することも
マッチメイクにあたっての
重要な仕事です。

内部大会ならではの
試合前日までギリギリの
見極め調整をしています。

どちらかが
一方的にやられてしまう

そういう展開を作ることは
子供のためにはなりません。

勝っても負けても
ギリギリの僅差

またやりたい!
そう思える機会を作ることを
大切にしています。

✅「幼い時は人前で戦うなんてできなかった」子たち
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◯「幼い時は人前で戦うなんてできなかった」子たち

今回3、4年生の部で特徴的だったのは
幼い頃、入会した時は
まさか試合に出るようになるなんて
思いもよらなかった子たちが多いということです。

情緒不安定な幼少期を過ごしたお子様もいますし
引っ込み思案で人前が苦手なお子様もいます

そうした子たちが
正々堂々と相手の子と熱線を繰り広げている

本当に感動で胸がいっぱいになりました。

全ての結果は
過程にしか過ぎません。

今うまくいかない事をクローズアップして
立ち止まるよりも

慌てずに
ゆっくりと自分の居場所を
少しずつ広げていけばいい

その代わり
自分で広げていけるように
保証してあげることが大切です。

指導者や親が
「子供が嫌いなものを食べさせて褒める」
そういう指導をしない。

自分の思うように
子供を動かそうとしない。

子供自身に
モチベーションを見つけさせ
行動ができるように見守る。

それが18年指導を続けてきて
大切なことだなと思うのです。

それは決して

戦わなくていいとか
礼儀を損なってもいいとか
思いやりがなくてもいいとか

そう伝えてあげることではありません。

是は是
非は非

上級の階段を
登っていくためには
試合の中で組手を勉強することは必要

礼儀なければ
信頼関係のある居場所、人間関係が作れない

思いやりによって
自分が救われたことあるからこそ
また自分も優しくなっていく

道場に長い間いれば
これらをきちんと自分で発見していくことができます。

さて、上級生のトーナメントは
お子さんも親御さんも付き合いが長いので

いくつかの戦いにスポットを当てて
実名、ストーリー仕立てでいかせていただきます!!

仲間との出会い・ドラマが子供を強くする
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仲間との出会い・ドラマが子供を強くする

DAY2最後の部は17:30からの開催

このイベント最後にふさわしく
スピードに乗ったテクニックも多彩

長年ずっと切磋琢磨してきた
仲間同士の対戦は
とても見応えがありました。

高学年や
中学生ともなれば

精神的にも
大人にどんどん近づいてきます。

男の子や女の子
彼らの戦う姿に

かつてつぶやいた
いろいろな言葉が蘇ってきます。

「先生、もう一度空手を頑張ってみたいです・・」

空手は好きだけど、
周囲の成長に取り残された感を極めた子が
退会するといいだした時

親御さんもなかなか本人の意思が固くてという話だった。

でも最終的にはこういう言葉に至った子。

今回中学生の部で優勝した林辰壱くんが
彼を数ヶ月つきっきりで教えてくれました。

その子の大会での勇姿は素晴らしかったです。
価値のある一勝を得ました。

「年下の子ではなく、同じ年齢の子とやりたいです」

幼少期に出た大会がうまくいかず
以来高学年に至るまで大会には出られず

しかしその後気の合う仲間を見つけて
改めてモチベーションアップした女の子

体格やキャリアを考慮して

今回は勝てる可能性もある
同体格の年下の子たちの部門にいくか

負ける可能性の高い
同学年の部門にいくか

彼女に直接聞いてみると
そう答えました。

しかも大会では
レベル上の女子を相手に大健闘
ポイントを与えることなく
判定まで持ち込み

感動を与えてくれました!

ただ栄光のためでなく・・自分にとって価値のある戦い
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ただ栄光のためでなく・・自分にとって価値のある戦い

さぁ、ここからはドラマ仕立てで!


「せんせ、ボクぅ、橋本たいがくんとやりたいですぅ」

やや関西弁のイントネーションで
稽古時にTサスくんが発言した。

「え?タイガくん強いよ、一個上の5年生だよ?しかも辰太郎LOVEだよ!」

「あの、だからボォクもそこにいりたいんですぅ」

「あ、そ、そうなのね、、、いやぁ・・・・」

正直困惑しました。

Tサスくんのポジションには
同学年でいくらでもライバルがいるのだ。

(*外部大会で実績のある辰太郎くんは4年生だけど別格)

「おねがいしましたー。ほなー」

気がつくとTサスくんは目の前から消えていました。。

***************

果たして
試合は一進一退の好ゲームとなった。

タイガくんの高速の連打に
体格を活かして食い下がるTサスくん

“スマイル20”

Tサスくんの奮闘に
美男子タイガくんのヘルメットの奥の
瞳が澄んだ笑みをうかべる

さらに高速ギア・チェンジ!!

それに耐えるTサスくんも
パンチの回転力をあげる

“スマイル40!!!”

タイガくんの瞳がさらに
澄みきる!!

瞬間!!

Tサスくんの突き上げた
サソリ蹴り一閃⚡️

煙があがった・・・

かのような
錯覚を覚えた

「ノーポイント!!!」

惜しくも
それはタイガくんのヘルメットを
貫くことはできなかった。

しかし素晴らしいチャレンジだった。

試合後のタイガくんの
スマイル度は120にまで上昇していた(カンジ)

年下が年上の実力者に挑む。

こんな風景があったっていい。

勝ちだけが
優勝だけが全てではない。

挑戦こそ全て

そして
若い生命の炎
情熱というやつなのかもしれない。

コロナ渦においても
子供はたちは
まだまだ希望を失っていない

励まされる試合でした。

 

✅「自他共栄」の精神。それが全て。最高のテクニック・強さの秘密
↓写真の下に記事が続きます!

✅「自他共栄」の精神。それが全て。最高のテクニック・強さの秘密
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さて、前の「T-サス短編小説傑作選」で熱くなりますぎました。

本当はこの調子で
全ての試合を書き綴りたいです。

まぁハイライトに戻ります。

Tサスくんに勝った
タイガくんと辰太郎(シンタロウ)くんの試合

逆山の香林ちゃんとみくりちゃんの試合

そしてそれぞれ勝ち抜いた
辰太郎くんと香林ちゃんの試合

どれも拮抗していて
素晴らしいというか
凄い戦いでした。

(これらも全部、本当は描写したい、、、)

また6年生の3人も
小学生最後の試合です

ジャッジをしながら
見守る指導者の目にうつる
風景は感慨深いものがありました・・

(これも本当は本当は本当に描写したい、、、)

中学生3人もよかったですよね。

寸止めによる
顔面への突きも盛り込んだルールです

朔くん
辰壱くん
翔太くん

(これも本当は、、、ううう、、)

やはり高学年は凄いです。

テクニックもさることながら

このイベント中に
いろいろと配慮をし続けてくれました。

他の子供たちの試合を
前日から手伝いに来てくれた子たちもいましたし

仲間や年下の子を励まし続けてくれた子たちは
ほぼ全員です。

指導者にも
しっかりと心遣いを見せてくれます。

「自他共栄」

この言葉は
よく子供たちに伝える言葉です。

自分も周囲の人も
共に成長していくことを大切にして
日々の稽古や日常生活に尽くしていこう。

そういう言葉です。

うちの上級生たちに共通しているのは

周囲の仲間のおかげ、環境のおかげで

今の自分があり
武技を大いに競うまでに成長できたこと

それをよく知っているということです。

親バカならぬ師匠馬鹿かもしれませんが

本当に素晴らしい子供たちばかりです。

みんなに有難うと言いたいです。

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