さぁ、あと５日で演武会です。
昨年はできませんでした。実に２年ぶりの演武会です。
今回は従来のように
演芸ホールやイベントレストランを借りることなく
道場での開催です。
一つには予約がとれないことと
もし空きが出てとれても
このご時世では中止になるリスクが高い。
子供たちが楽しみにしているイベントが
万が一にも失われないためにも
“道場開催”を選びました。
本題にある
「なぜうちの道場が演武会をやるか」なんですが
どんな子も
夢をみることができるからです。
過去のことですが
病気で競技大会には出られない子が
演武会に希望を見出し
ついには
病気を克服したということがありました。
また
病気ではなくても
どうしても組手が怖い、苦手、
だけど空手が好きなんんだという子もいます
演武はそういう子たちにも
勇気を与えてくれます。
「分かち合える強さを
理想に掲げて精進する」
当会では
それを標榜しています。
どんなに強い人間も
個人的な強さを他者に分けることはできません。
しかし「型」というフォーマットを踏襲していけば
多くの人に分けていくことができます。
そしてそれは
日々の言動にも及ぶものです。
故に礼節や謙虚さ、義勇といった
行動姿勢にも「型」は及ぶものと感んがえています。
さて、
ここから以下は
内輪的な「見どころ紹介」となります！
道場御父兄、
関係者様におかれましては
是非、事前にお読みいただき
“予習”の一助にしていただければ幸いです。
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↓写真の下に記事が続きます！「第一部：幼年＆低学年キッズみどころ」
◯第一部：幼年＆低学年キッズみどころ
さて参加者のみなさんを
ファーストネームでご紹介をさせていただきたく思います。
輝くん、陽路くん、聖くん、Jaceくん、翔くん、隼人くん、
アルトゥールくん、英夫くん以上１７名が第一部のエントリー者です！（以下、編集中です）このクラス幼年さんと小学低学年の子たちの
精一杯な演武が楽しみです！未就学児の空くん、琉来くん、莉央ちゃん、イワンくん、駒子ちゃんには
元気いっぱいな発表をしてほしいです。また、優馬くん、、結人くんは、型をかなり練習している様子！
悠馬くんの蹴りの型 １、結人くんの太極 I は見応えがありそうです！！
マリアちゃん、行哉くん、聖くん、
隼人くん、アルトゥールくんといった
小学１年生陣も、
通常の稽古でかなり自信がついてきたところ。
ここは是非達成感を味わって欲しいです！
同じ学年のJaceくん、翔くんは
この夏で海外への移住のためこのイベントが最後です。
（Jaceくんは8月いっぱい）
精一杯楽しんでほしいです。
翔くんは佐藤コーチの
プライベートレッスンで「ヌンチャクの型」を覚えました。
これもよく頑張っている様子です！ご期待ください！
そして陽路くん、英夫くん、輝くん。
年上の子たちには、
素振りや型はもちろん、”板割り”も楽しみにしています。
ダイナミックな技で板を豪快に割ってもらえたらと思います！
（全員に板割りをしてもらう予定です！）
指導者としては
とにかくお子さんたちに「イベントで主役をした！」という
充実感を味わってもらえたらと思っています。
こうした場での経験が
大きな「次の学び」への意欲に繋がります。
私のかつての指導者がよく話していたのは
「板を割ることそのものに強さや素晴らしさがあるのではなく
“自分にもできた”という瞬間的な感動を
自らのうちに味わえること
それが大切なんです」
ということです。
小さい子の演武には
希望がたくさん詰まっているはずです！
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↓写真の下に記事が続きます！「第二部：小学中学年・中級上級キッズみどころ」
◯ 第二部：小学中学年・中級上級キッズみどころ
琳飛くん、直士くん、凛恩くん、春希くん
大志くん、英人くん、覚守慧くん、剛くん
雄翔くん、祐恒くん、朋生くん、
恋子ちゃん、杏樹くん、怜久くん、秀真くん
彩登くん、彬太くん、颯士くん
これざっと在籍の長い
３年生と４年生の子たちです。
この中で杏樹くんは１年生ですが
お姉ちゃんの恋子ちゃんとの競演となります。
この子たちは
幼児期からの在籍が長いだけあって
思い返せばいろいろんなシーンが目に浮かびます。
親友関係にあったり
ライバル関係にあったり
切磋琢磨しのぎあっては
挫折したりしながら
互いにリスペクトしてきた
そんな子たちです。
ここは一つ率直な
所感を述べさせてもらいたいと思いますが
最も今回注目している子の一人に
彬太くんがいます。
彼は幼少より身体が弱く
クラス中も人より多く休みを入れたりしながら
空手を頑張ってきました。
組手などもハードルが高く
そのため年下の子をケアして指導してくれるような
役割を担ってくれています。
そんな彼ですが
「今回は親に僕の型を見て欲しい」と意気込んでいます。
“型の中には人それぞれの戦いがある”
そうクラス中にみんなに伝えると
彼の目の色が変わりました。
３年生頃から
お母さんには見学しないで欲しいと
申し入れるようになった彬太くんですが、
４年生になった今
「見にきてほしい」そうです。
他にもいろいろんな子が
演武会への思いを吐露しています。
・妹や弟ができたから、
その分頑張っているところを見せたい！
・いつもは友達と大会で戦うけど
今度は力を合わせて一緒に頑張れる！
・僕は恥ずかしがり屋だけど
それと戦って、頑張ってやり遂げたい！
いろいろな想いが
熱く秘められているこのグループも
最高に感動的なものになりそうです。
演武会後に
また「後記」を認めて
なるべく個々のお子さんに
触れさせてもらいたいと思っています。
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↓写真の下に記事が続きます！「第三部：小学高学年上級キッズみどころ」
「第三部：小学高学年上級キッズみどころ」
理紗子ちゃん、香林ちゃん、颯介くん
毅くん、慈佳ちゃん、修平くん、大輔くん以上の18名です。香林ちゃんは本来この日に
メインで特別演武をする予定だったのですが
海外のご家族の急なご事情で辞退となりました。
しかしかなり頑張って練習していたので
ここにお名前は入れさせていただきます！
さて、この年齢ともなると
かなり迫力あるはずです。
注目の第一は
佐藤翔太、林辰壱・辰太郎、松村寿美の
「平安 初段」です。
この型の表演は
他のクラスでもおこないますので
是非楽しみにしてください！
相当な練習量をこなしています。
やるときは”とことん”。
コンペチームで活躍してきた
彼らだからこそのリアリティある演武を
楽しみにしていてください！
また梅村煌ちゃん「跳び蹴りの型」も
絶対にカッコ良い演武となるはずです。
何度も何度も
失敗を重ねて準備しているところです。
武器術チームの子たちも
従来からできることだけをやるのではなく
従来から親しんできた型の中に
新しい領域を発見しようとしています。
精神的な成長著しい
そんな年代の子たちだからこそ
思わず引き込まれてしまうような
エネルギーある演武を見せてくれるに違いありません！
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↓写真の下に記事が続きます！「最後に：無拳流が考える型とは」
◯最後に「無拳流が考える型」とは
最後に無拳流が考える型の意味を伝えておきたいと思います。
無拳と書いて
MUGENと発音します。
その名のとおりです。
拳を見せつけることのない境地こそが
目指すべき理想です
よく演武は
演舞と間違えて書かれます。
しかしそれは明確に違います。
演武はその場で振る舞うためにおこなう
発表会とは違います。
日常に対してどのように
物事にむかいあっていくのか
そういう姿勢こそが
本来の型です。
「型は心から」
それが絶対の基本です。
例えば
弱いものを守るのは
日々変わるような
“気持ち”からではなく
日々変わることのない
“心” からおこなわれるべきです。
誰かが見ていようといまいと
絶対的な価値観で
潔く行えるものこそが
「型」です。
感謝を伝えたり
他社に敬意を払い
自身のおこないに信念を持つ
それを武道をとおして
学び錬磨していってもらえたらと思うのです。
故に
たとえ失敗をしても大いに結構です。
子供たちが
自分自身の「今」を
精一杯ぶつけてくれたら
それはとても美しい型となることでしょう。
演武会当日
子供たちのありったけの夢を
たくさん拝見したいと思っています。
無拳流空手道青山道場
代表 山口雄史
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