KIDS CLASS BLOG ニュース 2021.11.01

【小学低学年編】大会後記②「KATANA TOURNAMENT2021」

KATANA TOURNAMENT の第二部は
小学低学年です。

今回この年代の試合の中で
全体的に印象的だったのは

「葛藤」

だったように思います。

いささか刺激的なキャッチですが

幼児の頃から
小学生へと成長する中で

段々と「自己」と「他者」の
境界線が明確になってきます。

また親と共有していたエリアから
徐々に徐々に

「自分たちの世界」へと切り替わってくる
年頃です。

それゆえに
大会の中で見えてきたのは
“葛藤”ベースの試合シーンだったと思います。

試合のことにも少し触れながら
レポートしていきます!

まず初めに「組合せ」に関しては
とことん調整を重ねています。

しっかりと実力が
拮抗した試合を作れるように

これまでの実績や
稽古での様子も踏まえて

みんなが同じスタートラインに
立って戦えるように

こうしたことには
とことん配慮しています。

それが
一つの年代でも
何組もトーナメント山(部門)ができる理由です。

このスタートラインを設けた上で

あとは
“どんな準備をしてくるのか”という

公平な努力差が残される。

こうした環境の中で
試合をおこなってもらえるようにしています。

今回上位に入った選手たちは
“葛藤”を糧に

最後まで努力を積み重ねた子が
ほとんどだったように思います。

つまり
葛藤を乗り越えるべく
ライバルたちよりも努力に時間を使った子たちでした。

これは上位者を称えるだけでなく
今回残念な思いを抱いている子がいるとすれば

それを希望にしてほしいと
心から願っています。

“初めから差があった”

そうした組合わせは
ないようにトーナメント山を分けている中で

一つ抜き出ていくのは
一重に努力です。

この努力についての
方法論を

この年代からは
考えて行動に移すかどうか

今回小学校低学年では
ここの差が分かりやすく出たかなと感じています。


子供が落ち込んだときに

正しく
振り返らせてあげること

正しく
前を向いて
これから歩むべきステップを考えさせてあげること

親が先回りして
哀れんでしまって完結するよりも

相手の子たちが
どのような努力を重ねて

何を心がけて
試合に臨んできたのかを
考えさせてあげることも大切です。

そこから
子供が自ら打ち出した方法論を
親が補強してあげる。

もしくは指導者に相談してサポートを請う。

こうして目標や計画を打ち立てて
やることを明確にして尽力する。

こうした順序立てた努力を覚えることで
貴重な学びの経験値が蓄積されます。


昨年末に敗退をして
悔しさを味わって以来

稽古に来る回数を増やしたり、
レベルの高いクラスを志願してきた子は

親が付き添って送り迎えできないという中を
“それでもいい、自分でいく”といって
道場に通い続けました。

その後すぐには成果がでませんでしたが
それでもモチベーションが失われることはありませんでした。

そして
今回堂々と勝利(優勝)しました。

また他支部のお子様でも
夏の合宿に会った時よりも
とても上達して力強くなった子がいました。

担当の先生に聞くと
「今大会で化けた」といいます。

つまりは大会に向けて
しっかりと対策を練って練習してきたということです。

その他にも
なかなか結果につながらない「葛藤」を

今回結果に昇華させた子たちがいました。

素晴らしいことです。

内に閉じこもらず
素直に心を開いて他者に学ぶ

感情に籠らず
頭で考えて行動する

葛藤の打開は
そこから始まります。

大会という刺激的な場は
大きな学びを得るチャンスです。

日常では気がついていても
なかなか腰を持ち上げて改善せずにいたものを

大きく改善するチャンスです

これから中学年高学年へ
向かっていく中で

大切なことは
成功体験ではありませんん。

むしろ失敗体験です。

結果を出すには
練習でたくさんの失敗を重ねて
改善に努める。

スポーツの世界で結果を残す人は
これをしっかりとおこなっていることです。

葛藤はチャンスです。

“失敗こそ成長の糧”

このマインドを整えるのが
この低学年〜中学年の時期ではないかと思うのです。


この学年、
これからがいよいよ楽しみです。

結果を出せた子も
結果にめぐまれなかった子も

今回の経験を
今後にどのように生かせるか

そこを楽しみにしていますね。

“どんな子も素晴らしかったです”

それを心から思ってはいるのですが
そう書いたところで

葛藤の起きはじめる年代の子たちには
響かないのではないかと思います。

「ならば次どうするか」

それを楽しみにしていますし
意思表示があれば
喜んでサポートさせてもらいたいと思っています。

また日々の稽古で待っています!

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