◯子供たちに先ずは敬意と称賛を
昨日の幼児〜小学2年生の試合は、とても素晴らしいシーンがたくさんありました。
“勝敗を超えて”とはよく言いますが、
小さな子たちがプライドをもって戦う姿に、心を打たれました。
大人目線で安易に分かったようにしてはいけないものがあると、改めて深く感じました。
個人戦で涙しても、また団体戦で頑張っている子たち。
ヘルメットの奥の顔は真剣そのものです。
素直にカッコいいとリスペクトするべきだなと、子供たちの真剣な眼差し、勇敢な姿に心から敬意を表したいと思います。
勝っても負けても
子供が精一杯がんばって手に入れた「戦果」です。
チャレンジしたことを、大いに褒め称えてあげてほしいと思います。
◯経験をどのように活かすか
幼児低学年の時は
とにかく勝敗にこだわらず、チャレンジの楽しさを知ることです。
もちろん勝敗に一喜一憂することは自然なことです。
しかしこれは「子供が手に入れたもの」です。
親も含めて、この結果に介入することよりも
「じゃあ、次はどうしようか」
そちらに子供がまたさらに好奇心を伸ばせるようにしてあげることが大切です。
転んだら可哀想という発想
勝つことに価値がある
そうした環境下におくと
子供はいずれ自分で考えることを放棄して
全てを親や周囲に頼るようになります。
指導者や親にできることは
子供がどんどん自発的にまた頑張れるよう
最適な距離で見守ることです。
そしてチャレンジを心から称えることです。
大人として上からではなく。ここが一番難しいですが、親もここは修行ですよね。
◯友情
今回は特別に無償で団体戦を盛り込んでみました。
長年少年教育をしてきて、他者との交流をできるようになったほうが、最終的にはいろいろな面で成長すると確信しています。
うちの道場ではハイキングに出かけたり、合宿でも海や山でさんざ遊び倒しますが、「共に生きる」ということを感覚的に積極的に身につけていくことは、子供の頃にはとても大切だと思います。
うちの道場の小学中学年以降は、ライバルと相談をして互いを伸ばすための打ち合わせも盛んにしてしています。
ともに練習段階から勝負の世界を作っていますし
そして試合ではその勝負の場を買ったり負けたりで盛り上げています。
それは空手を離れた場でも、しっかりと活かされていきます。
「団体戦」は任意参加でしたが、
みんなが個人戦を終えた後の気持ちを改めて表現し直して
それを応援し合っていました。
とても素晴らしいことです。
◯積み重ね
もしよかったら5月の大会にもチャレンジさせてあげてください。
次は勝つか負けるかは分かりませんが
それでも慣れていくということはできます。
どんな世界でも場慣れしていくことで
そこから技術の工夫が投影できるようになっていけたりします。
まぁ基本は本当に「楽しんで試す」
そういう場を作ってあげることが最優先で、ほぼそれが全てです。
最後に御父兄の皆様に心より労いを申し上げます。
幼い年代ですと
御父兄の皆様のご心配も多くおありかと思います。
そのような中、温かくお子様の背中を試合場の中に送り出してくださったこと、とても素晴らしいことだと思います。
お子さんの可能性を信じて
これからも真綿でくるむようなことなく、どんどん駆け出させてあげてください。
今後とも宜しくお願い申し上げます。
無拳流空手道青山道場
代表 山口雄史
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