ADULTS CLASS BLOG ニュース 2023.04.15

母子空手とRINGΦFIGHT 〜私たちがハマっている理由〜

~MUGEN-STYLE=LIFE-STYLE② ママ空手家会員座談会~

「リング体験」と「空手」そして「私生活」

前回の50代の会員さんたちへのインタビューに続いて、今回は「母子空手」についての座談会形式のインタビューです!
育児や仕事の一方で、「母子空手」を実践し、MUGEN MARTIAL ARTS主催のノンコンタクト式(寸止め)の「RING FIGHT」にも参加しているママさんたち。

そのバイタリティやモチベーションの背景を明かしてもらいました!

・山口麻以(黒帯・空手歴19年・10歳男児&5歳女児も共に空手)

・本間奈緒子(黒帯・空手歴 5年・10歳女児も共に空手)

・潘孝寧(黒帯・空手歴 6年・1歳男児 ※将来は共に空手予定)

・山田裕紀(黄帯・空手歴 2年・10歳女児&7歳女児 共に空手)

・佐賀真澄(黄帯・空手歴 2年・11歳女児&8歳女児 共に空手)

 

 

■リングファイト3(2/23開催)を終えて

 

山田 リングファイトは空手とまた違った雰囲気で楽しかったです! 私は3回出ていましてまだ勝ち星がないのですが、だんだん成長している感覚はあります。ただ、勝つためでなく続けることに意味があると思っています。試合は一瞬の出来事ですが必死になれる時間だと感じましたね。

山口 私は久々の試合でしたが、昔の空手ルールと違い、(寸止めのため)怪我がないので参加する敷居が低かったです。このルールではスピードと技術が要求され、空手ルールとは違った奥深さがあると感じています。

 

 実は私、最初は「このルールはどうかな?」というところがあったんですよ。防具付けて思い切り当てたいなーと(笑&一同驚き)。ただ前回はリザーバー出場だったのですが、試合で不完全燃焼感があって…。今回は練習から本気で取り組んで試合に臨みましたね。

 

本間 私の人生でリングに上がるなんて事態はまずないだろうと思っていたので、とにかくテンション上がりました。キックは空手とまた違った動きや技術があり、また普段あまりスパーなどしない人と試合ができるのも楽しく、興味深かったです。

 

佐賀 私はまだ空手歴も浅かったのですが、鈴木先生に「できますよ」と言われて…。それでスパーリングクラスに出たら、いつもの稽古と全然違って「これじゃ試合にならないじゃん」って焦りました。(笑)。でも稽古増やして、試合に出てみたら思ったより動けて…。

 

一同 佐賀さん、意外にアグレッシブですごかったよねー。いつもとのギャップが(笑)

佐賀 うれしかったです! イベントとして花道があって、撮影や動画配信もあって、家族も楽しんでくれて。この年齢になって自分が選手で映される…なんて非日常なんだろうと。回を重ねるごとに刺激受けています!

 

■一人ひとりのためのイベント、稽古

 

佐賀 無拳流では審査会、大会など節目となるイベントがあることが素晴らしいと思います。こうしたことは、自分の力での積み重ねが必要になること。もともと運動が得意ではなかったうちの子がいろんなこと乗り越え時間を重ねてきた。果たして自分が子供のころに、これほど打ち込める体験ができたか。それを思うと、ちょっと自分の子供がうらやましく思えます。

山田 うちも積極性がない子だったです。でも空手は自分で「やりたい」と意志表示して、途中で辞めたいということもなく、週1回から毎日行くまでになりました。体もそうですが心が強くなった。前向きで学校でも友達を助けたりするように。もう私よりもすごい、と尊敬できるようにまでなりました。

本間 試合や審査会では、子供一人一人の性格や体格、進度を考えてトーナメントを組んでくださっていますよね。

 モチベーションが保てるようにいつも考えて頂いてますよね。

山口 山口先生は、やってよかった、また出たいと思ってもらえることを大事に、直前まで出場するみんなの事を考えてマッチメイクを練っています。

 

本間 大人の試合もそうですよね。無理なく楽しめる一方で、挑戦も受け入れてくださる。黄色帯のころ女子の試合参加者が黒帯だけ、という時があって。山口先生に「出ますか?」と聞いていただけた。こんなチャンスめったにない!と出させてもらいました。

山口 4年くらい前で、私と試合しましたよね。

 

本間 キッズの応援がうれしくて。勇気と感動をもらいました。本当に出てよかったです。日々の稽古でも、鈴木先生が何でも疑問に答えてくれます。たまに昼クラスとかでマンツーマンだとラッキーと思ってしまう。

 マニアックな技とかも教えてくださいますね。左手をつかまれたときの返しの袖釣りとか切る技とか。

山田 おすすめもしてくれますよね。私の場合は飛び込みフックとか。一人ひとりを見ていてくださって、この人にはこの技、向いている技を教えてくださるのがすごいと思います。

 

■母として

 

山口 お母さんは子供中心でどうしてもそれに合わせて自分の時間が作れませんよね。そんな中、道場は違った空間で、心身のバランスが取れる場所。ただ通うにはご家族の理解と協力が必要ですが…。

 

 子供に「ママー」と泣かれたりすると、そこまでして行って良いのだろうか、とちょっと罪悪感ありますよね。家族は全然行ってこいと言ってくれるのですが。

 

山田 うちも下の子が寂しがりで…。上の子は「稽古行って強くなってきてね」って言ってくれるんですが。

 

本間 家族の理解と応援は必須ですよね。本当に感謝しなきゃ。ママさんはやりたいことをやるのに勇気がいりますよね。私は子供がやっていたから、踏み出せました。

 

佐賀 私は鈴木先生に「お母さんもやりませんか」って子供が入門した最初のころに言われたのですが「やりません」「ですよねー」でいったん終わり(笑)。

でも、その後、仕事でいろいろあって、精神的につらくなり、何か変えたい、という状況になった時、ふと空手をやってみようと思ったんです。それで家族に相談したら「やってみれば」と言われて。子供は「空手できないでしょ」なんて心配されつつ(笑)、鈴木先生には「やるんですか」と驚かれて。でも、快く迎え入れてくださり、感謝しています。

 

本間 私もびっくりしました(笑)

 

佐賀 私これまでスポーツもやってなかったのですが、無拳流に入って、初めて集中できる時間、頭の中が空手でいっぱいになる時間が持てました。そうすると生活のリズムも変わり、精神面も安定しました。ただ、最初は動かしたことが無い部分を動かすので1週間体が痛かった時も…

 

山田 私も最初は受け身が怖かったです。それを本間間さんに相談すると、本間さんが鈴木先生に相談してくれて、集中して練習させていただきました。

 

本間 たくさん投げられると受け身が上手になるんですよね。

 あ、いま私の方見ましたね?おggaa

 

本間 (笑)潘さんにたくさん投げられて今では受け身は大丈夫です!

 

 空手に慣れても長く休むと怖いですよ。私は出産があって約2年ブランク空きましたから。

 

本間 ブランク感じさせませんでしたよ。10人組手もすごかったし。

 

 マンションの9階まで階段を3往復とかして体力づくりに取り組みました。

 

山口 出産すると身体変わりませんか? 骨盤あたりとか。私は、出産後に足が上がらなくなるし、回し蹴りがぎこちなくなってしまってショックでした…。

 

 黒帯取得はとにかくやりとげたかったので、身体づくりと整骨院で骨盤調整などにも取り組みました。もともと私は椎間板ヘルニアで一時は歩けなくなる寸前くらいまでになってしまっていたんです。それが空手を続けることで体幹が鍛えられたのか、良くなったんです。だから出産後も身体のケアには気をつかいました。

 

山口 私は腰痛とひざの調子が良くなく、鍼灸に1か月に1度行っています。

 

 メンテナンスは大事ですよね。

 

本間 私は体が硬くて…

 

山田 私もそうなので、毎日ストレッチ10分やりますね。

 お風呂のあとの「蹴上げゆっくり10本」は効きますよ(笑)

 

■子供の成長、親の成長

 

本間 コロナ期はなかなか子供の試合を見ることができなかったりしましたが、昇段試験を一緒に体験できました。その時、ある社会人会員の方に「親が頑張っている姿を実際に見ることができる子供はあまりいないと思います。本間さんのお子さんは本当にいい経験をされましたね」と言われました。確かに、仕事や社会での姿を見せるのは難しいし、得難い機会をいただいたと思います。

 

山口 子供も成長しますしね。ただ、息子の昇段試験のとき「(組手の相手に)入らなくていいよ」と言われたときは切なかったですね。

 

山田 私も、最近の稽古で子供がどんな風に成長しているのか見守りたい気持ちでいるのですが、「お迎えはもういいよ」と言われると切ないですね。親が見ていなくてもたくましく稽古に励んでいることがうれしくもあり、寂しくもあり、という感じです。

 

山口 息子が3歳で空手を始めたときは、稽古でもみんなを見てるだけ。入れるようになるまで時間かかりました。人それぞれの時間があるのは、わかってはいるんですけどね…。

 

山田 うちも下の子がやりたいといった割にはなかなか大変で。道場の隅っこで見てるだけだったり。

 

本間 うちの子はあくびばっかりするのと、ふにゃふにゃしちゃう。

 

佐賀 子供が始めたばかりの頃は「いい加減にしてー」とか言ってしまいそうになりました(笑)が、道場で見ていると、子供は一人ひとり本当に違う。子供が自分のペースを掴むまでじっと辛抱して待っていてよかったと今は思います。

 

山口 実際、親も試されているんだなあと感じます。

 

 子供の成長で親自身も成長を実感することってありますよね。

 

本間 道場でできた友達も大事ですよね。

 

佐賀 学校とは違う居場所だったり、年齢の違う子と仲良くなれたり。無拳流のお子さんたちは仲間意識があって、受け入れてくれるところがありがたいです。

 

山田 子供同士のつながり、「家・仕事・母」だけではない道場という世界の広がりが得られて、無拳流空手がない生活は考えられませんね。

 

 私たちの家もそれでなかなか引っ越しができない(笑)。

 

佐賀 私も無拳ファンになって、今はすっかり「無拳推し」になっています(笑)。

 

 稽古、試合、合宿なども含めて、無拳流みたいな道場はほかにないですよね。昔あった「親子空手イベント」もいいですよね。一度は空手やってみたいとか、まだ踏み出せない方もきっかけさえあれば、始めてみたい方は多いのではないかと思う。

 

本間 大人になってやってよかったと、本当に思えます。これからもいろんな方たちに無拳流を推して参りましょう(笑)。

 

(インタビュー:永井仁高)

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