KIDS CLASS BLOG ニュース 2023.05.29

DRAGON TOURNAMENT 2023 大会レポート

DRAGON TOURN AMENT2023 大会(原宿道場予選大会)が終わりました。

優勝・準優勝表彰者は、確実に6/25(日)のGRAND DRAGON TOURNAMENT(他支部チャンプとの決勝戦)に駒を進めることができます。
また、年齢や体格の違う相手との試合、ライバル同士の1回戦試合の場合などは、試合内容を鑑みて、推薦を行う可能性もあります。

また、6/25(日)には同時進行で、DRAGON WINGS TOURNAMENTという再チャレンジトーナメントも開催します。

今回の試合で実力を出しきれなかった選手、今回の大会にはエントリーできなかった選手の再チャレンジの大会です。

GRANDとWINGSの両トーナメントは、年齢で分けて同時開催する予定です。(幼年&小学低中学年の部、中高学年の部の二部制)

また一ヶ月後、原宿のMUGEN MARTIAL ARTS “SWEET BITTER” STUDIOで、皆さんにお会いできることを楽しみにしています。

さて、今大会を幼年から振り返ってみたいと思いますが、先ずは全選手に心から敬意を表したいです。

大勢の目前で戦うことがどんなに勇気の要ることでしょうか?

参加した全てのお子様、そして温かい応援を尽くされた親御様に心から拍手を送らせてください。

また、毎度サポートに尽くしてくれている先生やスタッフの皆さん、お手伝いを快く引き受けて頑張ってくれた門下生の皆さん。
本当にありがとうございます。みんなで作る大会であり、道場。
皆様の心意気に感謝いたします。

さて、それでは幼児部門から振り返りたいと思います。

幼児クラスは3試合とも、よき対戦バランスだったと思いますが
イベントに出てチャレンジをしたこと。

小さな胸の中に期待と不安を膨らませながら、頑張れたことを指導者としても誇りに思っています。
また親御さんも我々以上にそう思われていることでしょう。

入退場を対戦相手とする。
指導員の先生たちのチームと団体戦をする。

こんなシーンを幼児だけに設けたのは、少しでも「戦いに感じる不安」の印象を薄くして、”友達と一緒に頑張れたこと”を楽しく誇らしい思い出として刻んでほしいからです。

小さな子供から大人まで、これはMUGENにおける基礎スタンスです。

この精神土台は環境によって養われます。

だからこそ、今大会でも保護者様たちに必ずしも勝敗にこだわにこだわることのない「温かさ」を感じることができたことは、本当に嬉しいことでした。

幼児の皆さん、本当によく頑張りましたよ。

団体戦で幼児の子たちと戦ってくれたインストラクターや上級生の皆さんにも、拍手です。迫真の受け身でした。

次は小学1年生部門。

保育園や幼稚園から、小学生に上がって環境もたくさん変わった昨今だと思います。

そんな中、新しいチャレンジを習い事の中ですることはどんなに大変なことでしょうか?

みんなが一瞬、一瞬の中に見せる、精一杯さに感動をしました。

”もう幼児さんじゃない”

そんな自覚や矜持を抱きながら、本当に全員が志のある目をして戦っていたことに感動しました。

1年生とはいえ、みんなの目には立派に「戦士のプライド」がありました。

これって大人でも”上から目線”で見ることはできません。

大人であれば、同じことが容易くできるでしょうか?

できないんです。

そんな場に立って、心を奮い立たせながら自分を精一杯表現している。

そんな1年生の姿に、胸が熱くなりました。

大会経験者の子たちには「刻んできた歴史」があるし、初挑戦の子たちには「未知との遭遇」がある。

いずれも、それは彼らの大切な物語です。

この物語を大切にかっこいいものとして、取り扱ってあげたい。

MUGENのインストラクターたちは真剣にそのことを話し合い、大会作りに専心しています。

勝敗をこえて、誰もがヒーローでありヒロインです。

ご家庭では、きちんと勇者として扱われていることを望んでいます。

ヒーローのみんなにまた道場で会えることを楽しみにしています!

次は中低学年です。

この年代の子たちは「物語」が蓄積し始めていますよね。

だからこそ、自分の行為に”価値”がより強く求め始めます。

この葛藤の中で、子供たちが何を吸収していくべきなのか、指導者もそうですし、保護者の皆様におかれましても、悩み尽きないところではないでしょうか?

自分はまたこの記事の後に「外伝」をアップしたいと思っているのですが、この年代からは”裏ストーリー”が満載なのです。

必ずしも栄光が全てではないのに、栄光がほしい。

悔しくて泣いたりしてしまうことが増える年代です。
悔しさってなんでしょうか?

アイデンティティの芽生えだと思います。

自分は長年指導をしてきて確信していることがあります。

悔しさや至らなさとの出会いは、その子のアイデンティ形成において大きな栄養になるということです。

ちなみに他社からの否定や非難はダメです。NGです。

自分自身の心に自然発生的に湧いて出る。

そういうものが、どれほどこの先の子供たちを励ますことでしょうか?

人間的な大きさ(成長)を図る尺度として、「失敗談を笑って振り返れる人間かどうか」というものは、幼少から小学低学年の時までに形成されると思います。

今は、魚の骨をとって食べさせてあげたい親が増えてきました。(例えです)

小骨が煩わしくて、箸でせっせと取り除く手間を持ったり、それでも小骨が喉の奥に引っかかってしまった。

それが不要かどうかというのは、”自立”ということを考えれば明快です。

かつて小骨が刺さったことを、取り除かなかった人のせいにするような感覚よりも、おいおい参ったなと苦笑しつつ処置できる感覚の方が、楽しくたくましく生きていけるんです。

空手の道場では、憎くもない仲間と戦うという「非日常的な体験」ができるんです。

だからこそ、その中で己と向き合うこともできる。

この年代の試合では、こうした”葛藤”をたくさん垣間見たように思いますが、きっと素晴らしい栄養になります。

本当にみんなよく頑張りました。

次に、高学年。

ここは流石に「酸いも甘いも」で、どんどん旺盛に消化する能力がついた子たちです。

新しいルールに初チャレンジした5年生たちは、「やり直し」を思い切り楽しんでいるように思えました。

4年生までのルールにおいて蓄えた「技巧」は通じない。

だからこそ、同じ展開ばかりにハマりまくる。

それでも”面白いじゃないか”とばかりに、これでもか、これでもかと、幼なじみの仲間たちと技を繰り出し合う。

一体何が面白いのか。

それは仲間との心の交流です。

言い方は、古臭いですが「拳で語る」という、あの世界です。

まぁ、テクニックは今後またつけていくとして、今は相手との”セッション”を楽しもうか。

そんな意思疎通があったのが、この年代の特徴でした。

それは大将戦の「翔太先生VS辰壱先生」しかり、「カリンちゃんvs シンタロウくん」や「だいきくんvsシンタロウくん」しかり、みんな相応のテクニックは持ちつつ、相手との心の交流を大いに楽しんでいるところが、”強さの秘密”なんです。

彼らも幼少から小学生まで、たくさん負けました。失敗しました。

でも、それを親に咎められることや、”自分の子には向いていない”と引き離されることはなかったはずです。

“好きなら、それでいい”

この中で育まれたきた子たちは、仲間と共鳴し、共に楽しいもの、かっこいい世界観を創り上げていくことの楽しさを知っています。

4年ぶりに全世代の子供が揃った大会となりましたが、「成長過程」を各世代の子どもや、親御さんたちが改めて知ることができたことは、とても良かったと思います。

次は6/25(日)のイベントなどありますが、日々の稽古でまたお待ちしております。

最後に、「いつも縁の下の力持ち」の作業をしてくれているスタッフのみんなに心から感謝です。
この場を借りてお礼を伝えさせていただきます!

 

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