先日8/27(日)無拳流空手道原宿本部道場にて、辰𠮷𠀋一郎さんとるみ夫人の講演会がありました。
率直に、素晴らしい講演会でした。
これまでの功績や実績はご存じのとおりですが、今もなお現役にこだわり走り続ける辰𠮷𠀋一郎さんと、傍に寄り添い続けるるみ夫人。
お二人の人柄に直接触れることは参加者にとって大きな財産になってことと思われます。
○なぜ実現したのか。
実は、実現に至るまでにはたくさんの時間と調整を要しました。
それでも無拳流空手道代表の山口は、実施に向けて丹念に調整を続けました。
なぜなら、今こそお会いしたいと強く願う人物だったからです。
“生き方より 生き様”
辰𠮷𠀋一郎さんは、それを実践している数少ない偉人だからこそ、学ばせていただきたかった。
50代や60代の多く所属する無拳流空手道原宿道場です。感じるものが多いはずです。
また昨今は、価値観が目まぐるしく変化していて、それに合わせることに生きる価値があるかのような、若い人たちも大人も世間に振り回されて生きる感も多々感じる、そんなせわしなさがあります。
今こそ、「本当に必要なもので幸せになる」ことを、感じる機会がほしかった。
そうした王道の行き方にふれるべきだと思って、粘り強く交渉にのぞみました。
○こどもにハンパなくやさしかった
このトークライブの感想として、多くの人が言っていたのが
「辰𠮷さんはこどもがすごく好きなんだと知って、意外でした」
というものでした。
純真なこころを持つ辰𠮷さんとるみ夫人だからこそ、
こどもの話に熱心に耳を傾けて、そしてこどもも大好きな「動物の話」をたくさんしてくれました。
○異次元オーラのあるご夫妻の”自然体”
そして参加者が口をそろえていたのが、「本当に気取らない、自然体のやさしさがあるお二人だった」ということです。
それゆえの大きなオーラというのを感じました。
「好きなことがなかなか見つかりません。好きな人も見つかりません。どうしたら良いでしょうか?」という学生からの質問には、
「無理して見つけられるものでもないいし、それまで普通にすごしていたらいいんだよ」とか、
「試合が怖いです。どうしたら、、」という質問にも、
「誰でも怖い。相手が怖いのではなく、負けるのが怖い。いっしょけんめいやっていたら誰でもそうなんだよ」と諭してくれる場面。
本当にやさしくも、実際に多くの経験を積んできたからこその、慈愛に満ちたやさしい表情でした。
○思い出した、猫の妙術
そのほかにもたくさんの魅力亭なトークがありましたが、
辰𠮷さんご夫妻からも「とても楽っかったです。来年も機会があれば是非」というお言葉を後日いただきました。
代表の山口は、辰𠮷さんと今回の講演と、その前後の時間でふれあわさせていただく中で、「猫の妙術」を思い出していました。
これは江戸時代に創出された侍の問答話のようなものです。
“ある夜、猫侍たちは、どんな名うての猫剣士たちが挑んでも勝つことのできない「化けネズミ」をどう負かすかを談義していた。
スピードや力や技や、駆け引きの達人猫たちが挑んでも、化けネズミには全く歯が立たない。
ふと日々を街角に佇むばかりの老猫を思い出す。
相当の達人だという噂はあるにはあるが、なにせ普段は街角に佇んでいる。どおうなるかわからないが、頼むだけ頼んでみようということになった。
果たして、その老猫は返事もそこそこに、ゆったりとあるいて化けネズミにちかづき、いとも簡単に咥えて捕獲してしまった。
果たして、この極意とは何であるか”
ざっとこんな話ですが、辰𠮷𠀋一郎さんとるみさんは、その極意をもう肌でしっている方のように思いました。
学ぶということは、時として言葉より感覚によって、大きく得られるものだと思います。
“百聞は一触にしかず”
武術で言われる言葉ですが(一見にしかずではなく、触れる)、そのことをあらためて感じられた貴重な機会となりました。
また来年も必ず。
お会いしたいと思っています。
辰𠮷𠀋一郎さん、るみ夫人、素晴らしい機会をありがとうございました!
この企画を仲介してくださった、トリックスター株式会社の山本様にも心より感謝申し上げます。
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