KIDS CLASS BLOG ニュース 2024.02.12

大盛況!RING Φ FIGHT for KIDS Ⅱ 後記「”リングで空手”のイベントが始まった理由」

3連休の中日、2/11(日)におこなわれたRING FIGHT II (協賛:日本セラミックス)は大盛況のうちに幕を閉じました。

原宿本部道場に2つのRINGを構えての、キッズ向けのこのイベント。

昨年秋の第一回から約2倍の参加者があり、どの試合も白熱しつつ、選手たちは場内の温かい声援と称賛に包まれていました。

幼児から小学6年生までが参加したこのイベント。

いったいなぜ空手道場でリングイベントを開催するに至ったのかも含めて、大まかに振り返っていきたいと思います。

○両者ウィナー「どちらも勝者」方式のワケ

率直にいうと世間一般で「リングスポーツ」というと、”殺伐とした興行”というイメージがまだまだ強いのではないかと思います。

しかしながらリングでのコンバットスポーツが、スタイリッシュであるという側面はあるかと思います。

海外の大人の映画やドラマには、主人公のヒーローやヒロインが日頃ジムでワークアウトしているなんていう風景はたくさん出てきます。

また、日本でも数々のアニメーションなどで「リング」は、戦士たちの”聖域”として描かれてきました。

リングという場は、一つの”結界”がロープによって貼られた神聖な場所です。

当道場では、指導員の佐藤翔太先生や林辰太郎くんらが、キックボクシングでアマチュア全日本優勝を飾っており、昨年からボクシングでも活躍していますが、彼らのいる世界は当然とてもシビアです。

いつも彼らは空手の技術と精神をもって、リングの中で勝負しています。

空手は彼らの「核心」でありつつも、リングに入るということを、とても誇りに感じています。

それは選手しか立ち入れない聖域をもっているからです。

ロープをくぐって、リング内に入る。

これはどれだけ勇気のいることでしょうか?

翔太先生や辰太郎くんに憧れている子たちにも、その勇気の湧く経験を分けてあげたい。

その代わり、安全第一、勝利至上主義に安易に傾かない「チャレンジ精神」を尊重する場にしたい。

それが「両者ウィナー方式」を掲げたリングファイトです。

セコンドには家族についていただきますが、それはこの聖域外から選手たち(対戦相手のこどもも含めて)をリスペクトし、戦いに尽くす子たちを温かく励ましてあげられるよう、親御さんにも学んでいただく場にしたい。

僭越ながらそうした想いをこめたイベントを創設した次第です。

 

○幼児たちの勇気

AーRINGでは幼児クラスの子たちの試合が3試合おこなわれました。
第一試合予定のお子さんは両者ともはじめは物怖じしてしまい、一度試合を棄権したようです。
しかし途中、「やはりやれます」ということで、元気に出場して頑張り切れたようです!
周囲の温かい応援にもつつまれたようです。
こういう経験を積み重ねて、どんどんチャレンジが楽しめるよう成長していってもらえたらと思います。

第二試合のお子さんは、試合を機に意気投合して、試合後はお泊まり会となったみたいです。(すごい展開ですね!)
また第3試合も親御さんとお子さんとの温かい触れ合いがあったようです。

トレーナーは選手の勇気をまずリスペクトし、心身の健康を気遣い、いかなる時も選手の最良の味方でいること。

空手の試合より身近なコーナーにいることにより、お子さんの勇気のすごさを改めて知れたのではないかと思います。

チャレンジしたこと、きっとみんなたくさん褒めてもらったと思います!

 

○低学年たちの本気

次に低学年1〜3年生ですが、みんなこの1年でめざましく成長したように思います!
“本気度”がすごかったです。

特に”いままでなかなか芽が出なかった子たち”の頑張りが目を引きました。

よく「後悔することのないよう全力で出し切ろう」などと、大人でもあらゆるシーンで使いますが、それは後悔するような悔しい経験をしたことがあって、初めて響く言葉です。

だから後悔、後になって悔やむ経験というのは必要なんです。

両者ウィナーのRINGΦFIGHT for KIDS は、今まで勝ち星に恵まれなかった子が、勝敗を気にせずに大いに自分のチャレンジができる場です。

子供にはどんどんチャレンジして、どんどん失敗して、そして逞しく立ち上がって、成長を重ねていってほしい。

親なら誰でもそう思うことでしょうが、やはり勝敗がかかると親御さんとしても気が気でないでしょう。

お子さんが主役、お子さんの人生、それど親御さんも心を共にしているわけです。

親御さんのメンタルもお子さんに十分に影響します。

今回低学年のお子さんたち、親御さんからは「いままで勝ったことがないので、RINGΦFIGHTに応募しました」というお声を複数いただきました。

小学1年生〜3年生ともなれば、勝負に対する「本気度」がどんどん高くなっていき、勝敗をあらかじめ予測してなかなかチャレンジできないとういうことも逆にあります。

お子さんと一緒に心を共にしていく。そういう場としてもお役に立てたことが嬉しいです。

今後もこの場を利用して、どんどん試合に対する意識を高めて、チャレンジ本来の楽しさを味わってもらえたらと思っています。

 

高学年の自立した姿に頼もしさを感じました

高学年においては非常に”自立した姿勢”が見られたのが印象的でした。
自分で淡々と準備をしつつ、他の子たちの試合の準備をする、インターバル中はセコンドからの指示を確認すると、さっとリング中央へ向き直り呼吸を整える。

彼らにとって楽しいのは、仲間といろいろと試し合える場に立てることなのだろうと思いました。
非常に頼もしい姿に脱帽しました。

“自分たちの世界”という感覚。

これが育ってくると、もう社会人クラスに出入りできるユースチームの一員です。

高学年ですので、技術やスピード、駆け引き感は、どの試合も非常にレベルが高く、語弊を恐れずにいうと「面白かった」です。

応援者たちを楽しませてくれる試合を相手と共にできる。

いつの間にかそんな存在になった高学年の子たちのたくましい成長に脱帽です。

○友情のために

B-RINGの最後はFRIENDSHIP MATCHでした。
昨年秋から心身の不調をきたして、苦しんでいる仲間と再会して励まし合いたい。

そういう思いで、昨年末にみんなの憧れ林辰太郎くんと山口サスケくんが動き、そして直士くんがすぐに賛同してくれて、この機会を作ることができました。

逆にその仲間にいままでどれだけ励まされてきたことでしょうか。

“竹馬の友”

幼い時から、共に戦って頑張ってきた好敵手どうし。

だからこそ、こんな時に寄り添うことができる。ファイター同士として、

直士くんとサスケくんに試合に、大きな声で声援を贈ってくれた蓮くん。

会えて本当によかったです!

またいつか一緒に練習して、戦いあえたらいいなと思っています。

今回のリングファイト、さまざまな見どころがありましたが、また次回を楽しみにしていてください!

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