RING FIGHT 08 社会人クラス&ユースクラス部門も、とても素晴らしい試合の連続でした。
※写真はこちら
ボクシング、またはキックボクシングで、全て「寸止め」ルール。
これによって、最高齢93歳、50代60代も10名以上が参加しつつ、若い世代の男性も女性も、大いにアツく参加できるイベントとなりました!
こども編でも書きましたが、やはり社会人クラスやユース世代においても「チャレンジをすること」を第一義にしています。
逆にいうと、普通の社会人や学生さんが仕事や学業のかたわらで、「チャレンジができる環境かどうか」という点は、運営側がきちんと丁寧に用意すべきところですね。
安全性を高めることや
健全でフェアな空気をもっていること
これからをきちんと整備して、「またこれからもチャレンジしたい」と思ってもらえるようなイベントにしたいと思っています。
やはり「心拍数があがる経験」こそ、ふりかえって楽しく豊かな時間を噛み締められます。
緊張したけど、頑張ってよかった、楽しかった、次も頑張りたい。
そうした声がイベント後にたくさん届いたこと、とても嬉しかったです。
オトナたちを励ます「リングのチカラ」
先ほどうちの道場には50代60代も多いと書きましたけど、前提とそして「武道としての空手の価値観」が好きで、この道場に来てくれています。
礼儀正しくて、やさしくて、凛とした清涼感のある武道。
社会人としても良識があって、マナーも良くて、和やか。
こういう気風があるからこそ、習い事に空手を選んでくれています。
しかし、少年時代の記憶には「あしたのジョー」や「タイガーマスク(漫画・アニメ・プロレス)」が根強く残っており、初期のK-1では日本の空手家や、青い目のサムライ・アンディフグが空手をアイデンティ・ベースにして、大活躍していました。
また「元気が出るテレビ」や「ガチンコ・ファイトクラブ」ではボクサーの卵たちが頑張っており、大橋秀行選手や辰吉丈一郎選手、畑山隆則選手が世の中を沸かしていました。
なので、リングというイメージは、40代後半〜60代の社会人にとっては、憧れであり畏怖すべき「這い上がり」「ネバー・ギブアップ」の象徴のような”聖地”でもあります。
そこに、安全性を高める一方で、全世代にフィットする競技性を高めたリングでの戦いの場を提供しようというのが、無拳流空手道が主催する「RING FIGHT」の設立趣旨です。
リングというパワー・スポットで、モチベーションを高めてもらいたい。
その願いのとおりに、今回のリング・ファイトでも社会人から学生さんも含めて、白熱した試合が続きました。
↓写真下つづく「女性も家族に応援してもらえる競技」「女性「女性も家族に応援してもらえる競技」
また、女性も学生さんから社会人まで、参加率が多いのもRING FIGHTの特徴です。
やはりノン・コンタクト(寸止め)ゆえに、本人だけでなくご家族も、安心して競技に参加することや、それを目標として練習に励むことを応援することができるのは、とても心強いことです。
学生さんも、社会人も、子育てに忙しいママさんたち、そして今回も前回につづいて92歳の女性も参加してくださいましたが(お相手をなんと名門・大橋ボクシングジムの東洋太平洋チャンピオン桑原拓選手がつとめてくださいました!ありがとうございました!)、やはり女性のモチベーションがあがってくれることは、本当にうれしいことです。
やはり試合に出るともなれば、練習にもよりいっそうチカラが入りますし、その分上達をしたり、心身が健康的になっていくキッカケにもなります。
この道場は”全世代道場”を掲げていますが、女性においてもそれが適っているといえます。
↓写真下つづく「マス・ボクシング全日本大会・東京代表8名がいる道場へ」
「マス・ボクシング全日本大会・東京代表8名がいる道場へ」
このように2年前からリング・ファイトというイベントを定期的に開催してきたわけですが、今ではこの寸止めのボクシング競技の普及をしてきた影響で、外側に向かっても変化が訪れています。
オリンピック・ボクシングなどの代表選手も統括している「全日本ボクシング連盟」が9月に主催する、「全日本マスボクシング大会」になんと8名の選手が、MUGEN MARTIAL ARYSから東京都代表として今年は選出されています。
“当てないボクシング”
だからこそ、 こどもから大人までが夢中になって練習ができる。家族も安心して応援ができる。
こうした場が内部でも作れ、また外部の権威ある大会でも会員さんたちが頑張ることができるステップを作れていることが嬉しいです。
(当てるボクシングのルールでも、当道場のインストラクターをはじめ、”インストラクター枠”の選手2名が活躍しています)
↓写真下つづく「外部キックボクシング試合への登竜門にもなる舞台」
外部キックボクシング試合への登竜門にもなる舞台
また外部キックボクシング大会の出場を希望するメンバーさんたちの登竜門ともなっています。
当道場には、K-1やRISEといったメジャーなキックボクシング団体の全日本チャンピオンが何人も生まれています。
今までは10代の小・中・高生たちがその出場者でしたが、最近は社会人の方にもチャレンジをしたいという人が徐々に増えてきました。
そんな時に、まずはこの「当てないルール」で、しっかりとステップワークや基本的な動作がしっかりとできるかどうかを確認させてもらいます。
うちの道場は、外部の当てる競技に選手として試合に出ることを許可するためには、「ディフェンス技術が卓越していること」を一番の条件にして、許可をするようにしています。
武道や格闘技は、サイエンスです。
単なる根性試し、体力自慢で出るようなものではありません。
しかし、こうした趣旨を了解した上で、きちんとした技術を身につけようと努力を重ねられるメンバーさんは、応援をさせてもらうようにしています。
↓写真下つづく「友情も生まれる!若い子たちの対抗戦がアツかった!!」
友情も生まれる!若い子たちの対抗戦がアツかった!!
そして最後に、今回は横浜総合高校のボクシング部の皆さんとの交流団体戦も実現しました!!
関東大会2位の実績をもつ選手も2名いる実力派チーム!!
MUGEN MARTIAL ARTSも4名を選抜して、彼らとアツく熱狂的な試合を繰り広げてくれました!!!
若い彼らのスピーディーでバイタリティに溢れる試合を見ていて、率直に思ったのは、(自分たちが好きな世界で、好敵手ライバルのような存在でありつつ、気持ちよく共鳴しあえる仲間との出会いが楽しそうだな〜)ということです。
横浜総合高校の皆さんのボクシングは、さすが高レベルで強くてカッコよくて、たくさんの勉強をさせていただきましたが、こうやって試合をとおして仲良くなれる経験ができることは、何にも変えがたい経験になったと思います!
横浜総合高校のみなさん、本当にありがとうございました!
以上、ざっくりとRING FIGHT8の後記を書かせていただきましたが、次回RING FIGHT 09は 11/24(日)に予定しています!(2024の最後のイベントですので、1マッチとトーナメントを開催します。空手大会は10/13日曜、演武会は11/2に実施予定です)
今後のイベントも楽しみにしていてくださいね。
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