代表の山口です。
12月中旬におこなわれた審査会の様子をYouTubeにアップしました。
このブログに添付したものは、キッズアドバンスクラスのものですが、
・低学年クラス(6歳〜8歳)のものもアップしてあります。
この道場の特徴としては、どんなお子さんにも「ドラマ」を作ってあげたいと、真剣にインストラクターたちが考えていることがあげられます。
こどもたちが道場に来てくれた日から、それぞれ個々のこどもたちがヒーローやヒロインになるシーンをどうやったら作り上げることができるだろうか。
こうした視点をもつことを大切にしています。
⚪︎ヒーローズ・ジャーニーに必要な苦難
英雄たちが現れるエキサイティングで感動的な物語の構造には、新世界との出会いと希望、困難が現れて、メンターとの出会う。迷い葛藤の末に、克服や悲願成就をして、家族や友人たちのもとに帰るという、要素が含まれています。
こどもたちが成長をする過程で、どんな子にもそうした経験を味わってもらいたい。
道場ではそのようにインストラクターやスタッフが願って、なるべく細かく指導やモチベーションの声かけ、イベントなどの設定をおこなっています。
とても難しいのは、「障壁(困難)」の設定です。
これがなければドラマが作れません。
しかしその前に「好き」がなければ、障壁はポジティブに受け入れることはできません。
好きになるということ、楽しくなるということはどういうことか、各個性のケースに応じて我々は考え続けています。
⚪︎大会やイベントはよろこんで徹夜続きの作業に没頭する
道場では、キッズ向けの内部大会を年に3回ほどおこないますが、道場内で100人規模で開催されるイベントはなかなかの盛況ぶりです。
しかし、けっして”参加者集め”であってはなりません。
試合の組み合わせなどは、個々の年齢性別でいっしょくたにせずに、「誰にでも可能性がある」ように、たくさんの部門を作らせてもらいます。
結果的に1マッチ決勝の組でもお構いなく、設定しています。
結果にこだわりすぎて、子供だけでなく親も臆病になってしまいがちな際には、「リングファイト」という勝敗判定なし、戦った両者の腕があがるイベントで勇気づけをおこなったり、「演武会」での表演に努力してもらって達成感を味わってもらうことで、自己肯定感を高めてもらっています。
キッズクラスは、門下生である子供だけでなく、親御さんも共にがんばってくださっています。
ご家族にも前向きに頑張っていただけるようにするには、ご家族のお考えや感じ方も聞かせていただかなければなりません。
誤解なきように明記しますが、試合結果や帯の昇級・昇格などの「ニーズにお応えする」ことは当然できません。
しかし、お子様たちがどうやったら、自分のチカラで”ヒーローズ・ジャーニー”を作っていけるのか、試合やイベントの直前はいつも徹夜続きです。
少しでも、こどもたちが「お互いに」という意識をもって、切磋琢磨して、前向きな喜びや悔しさを手に入れることができるか。
また親御さんがお子さんが手に入れた収穫、それは勝利や達成だけでなく、時として挫折も含め、素晴らしい経験を手に入れたねと温かく受け止めてあげられるよう、サポートを全力でしたいと考えています。
⚪︎黒帯に辿り着く子たちと親御さんの物語
やはりキッズの空手は、親御さんとお子さんとの貴重な物語だと思います。
我々インストラクターたちも、指導面ではもちろん最も心強い味方であれるよう努力しますが、最大のメンターは親御さんであり、成就・達成をして戻っていくのは親御さんの胸の中です。
空手を続けていくというのは、なかなか大変なことだと思います。
他の習い事や、学校や塾との兼ね合い、そして誰でもどんな分野においてもむかえる「障壁」「葛藤」を空手でもどのように乗り越えていくのか。
時として、周囲のペースとは一呼吸二呼吸、「間」をおいて見送ることも、後でふりかえると大切な経験となったりします。
キッズクラスの門下生の子たちの、一つの大きな節目である「黒帯審査」では、審査達成後に感極まって涙ぐんだお子さんたちが、同じく感動された親御さんの胸に温かく受け止められます。
きっと親子で、この道場で乗り越えてきた、育んできたいろいろなストーリーを思い出して、込み上げて溢れているのだと思います。
私も指導生活が22年目となりますが、初期のキッズクラスの子たちは社会人になっています。
黒帯をとった多くの子たちは、その日のことを大切な家族の物語としてくれていて、今でも社会生活や人生に励みをくれる貴重な経験としてくれているようです。
そういう経験を我が子にさせてみたい、親御さんとしても応援していきたい、そう思ってくださっているご家庭であれば、うちの道場はよき舞台となるのではないでしょうか。
2025年も新たな物語が始まろうとしています。
道場で皆様にお会いできることを楽しみにしております。
無拳流空手道原宿本部道場
代表 山口雄史
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