ADULTS CLASS BLOG KIDS CLASS BLOG ニュース 2025.03.09

物語が紡ぎだされる瞬間/無拳流空手道交流演武会 2025 春

代表の山口です。

無拳流空手道の大切なイベントである「交流演武会(春)」が無事に終了しました。

今回もとても素晴らしい主観の連続でした。

演武だからこそ、映しだせる「世界観」。

それが確かにあります。

パンフレットには、”内に秘めた躍動”  ”打ち明けなくてもいい世界観” といったキャッチを入れました。

この女の子たちから伝わってくるのは、そういった “目に見えないけど、主張のしっかりと通った大切なもの”です。

それは女の子たちだけでなく、男の子もそうです。

そもそも演武会をレギュラーのイベントにしたキッカケは、もう20年近く前に「空手は好きだけど、組手が苦手。でも基本は好き。そしていつしか組手も強くなりたいんだけど、そう思っている間にも、どんどんこの好きな感情が塞がってしまう…

そう苦しんでいた男の子に、「演武、先生といっしょにやってみない?」と誘ったのがキッカケでした。

その子は演武会での手応えで自信をつけると、やがて組手でも頭角を表すようになりましたし、自ら努力をするようになりました。

演武って、すごいパワーをもっているんです。

ただの”発表会”ではないです。

今回のフィナーレの演武、自分は受け手を務めましたが、とても感動しました。

この1ヶ月以上、本当にがっつりと練習を重ね続けましたが、初めはなかなか技が覚えられず、毎回の練習が遅々として進むことができませんでした。

それでも生徒さんの目は輝き続けていました。

うまくいかないのに、難しいのに、”なんとしてでも、やってやろう”という静かに強い意志が、がぜん彼女の目の中で燃え続けて、その勢いは増すばかりでした。

この稽古の出だしの3回4回がいちばん苦しかったですが、彼女はその後に初めてのブレイクスルーを経験すると、俄然ヤル気は燃えていきました。

そして本番が、過去最高の出来でした。

本当に感動しました。

ここまでよく頑張ったなと。自分の努力で手に入れた、美しい世界観です。

演武の中では、ピンチも絶体絶命も訪れますが、それを今までの空手で経験しているからこそ、思い入れをもってパフォーマンスすることができたのだと思います。

本番日は、春の雪が降るという、なかなか印象深い日となりましたが、この演武にはふさわしい天候だったように思います。

また、大人たちの演武にも感動しました。

正直、男性の中には、組手、スパーリング、戦う競技の方が好きな人も多いですし、男女問わず、オトナになると新しいものを覚えるのがめんどくさくなる人も少なくありません。それはそれで仕方がないかなと思います。

それでも、仲間とともに新たに型や武器やアクションをなんとか覚えて、やがて「味わい」に出会ったときの、みなさんの喜びというのは貴重な成果であるようです。

こういうふうにして「型」を一つ一つ、しかも何度も何度も上塗りして、やがて艶(つや)がでたり、逆に年季のはいった鈍いコクを深めていけるのは、けっこう楽しいものだったりします。

仕事終わって、道場に通い詰めて、通常のクラスを終えたらみんなで練習に練習を重ねる。

演武会をしっかりと終えた今、その日々ともお別れです。

本当に皆さまお疲れ様でした!

しかし、子供たちの切な思いのこめられたような演武には、毎回感動します。

コンテストなどでは、優勝者・準優勝者・第3位までを選定しましたが、いちばん伝えたいことは、それでもみんなそれぞれに良さがあるということです。

「一心から無心へ」

空手に無我夢中で取り組んでいる、みんなの姿が本当に素晴らしいのです。

今回、幼児クラスさんも毎回練習をしっかりして、空手だけではなくて武器術にも挑戦できました。

稽古後の練習風景をなんどか見させてもらいましたが、本当にみんなよく頑張っていました💪

4歳や5歳の子でも、あんなに一所懸命に練習しているなんて、よほど空手が大好きでロマンを持ってくれているのしょうね。

みんなの大好きが詰まった演武会。

とても素晴らしい機会でした!

是非こちらのフォト・ブログもご覧ください!

次は秋になります。

その時にはまたみんなで最高の演武会を楽しみましょう!!

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