ADULTS CLASS BLOG ニュース 2025.03.31

桜武トーナメント2025「オトナになって試合でて気がつける、本当に大切なこと」

昨日の無拳流空手道原宿本部道場で実施された「桜武トーナメント」

オトナたちもユースの子たちも、ともにみんなが素晴らしい試合を繰り広げました。

正直、社会人になって試合に出るのは”めんどくさい”ことだと思います。

でも、大人になって空手を学んで、こうした試合にまで参加することは、どんな啓蒙セミナーにいくよりも、コンサルを受けるよりも、座禅を組むより、滝にうたれるよりも、しっかりと「今の自分」を映し出してくれます。

昨日は勝敗によらず、さまざまな大人たちのチャレンジする姿が感動的でした。

ようやくの好成績を出せたり、チャレンジしたこと自体に満足をしている人もいれば、もしかしたら自分の至らなさに直面した人もいるかもしれません。

でも、この場に立って自分の心と身体を差し出して得られたこの体験にこそ、「リアルな教え」があります。

有名人や著名人の言葉や文にモチベーションをあげられるよりも、今の自分に正直に答えてくれているのが、実体験なのです。

世の中には、たいした苦労もなく地位や特権が与えられることもあるでしょうし、武道でありながら試合もしたこともなく黒帯を巻ける場所もあるかもしれません。

しかし、それはおそらく白々しく虚しいものではないでしょうか。

苦楽を味わうからこそ、あとで振り返って自分の努力に納得がいき、互いに認めあえる仲間ができます。

昨日のトーナメントでは、年齢や社会的バックボーンがちがうメンバーさんたちが、互いを励ましあい、認めあい、エールを送りあう姿が印象的でした。

“実際にやる”

それが全てです。

流行や何かの権威で自分を飾りつける人生なんて面白くない。

そんな人たちが温かく磨きあう場所、それがMUGEN KARATEです。