昨日は青山本部道場にて、NEVER GIVE UP TOURNAMENT SERIES の3回目である「DRAGON WINGS TOURNAMENT」が開かれました。
この大会の後には、「GRAND DRAGON TOURNAMENT(龍覇王杯)が3部に分けて夜19:00以降まで実施されたのですが、4月に各支部で行われた「DRAGON TOURNAMENT(竜王杯)」を勝ち抜いた精鋭たちが集まる大会でした。
このトーナメントに勝ち上がることができなかった子たち、そしてその予選トーナメントに出る勇気がなかった子たち、そしてスケジュールが合わずに出場を断念した子たち、また試合に徐々に慣れていくためのトレーニングの場として「NEVER GIVE UP TOURNAMENT 」が開かれた次第です。
ではこのネバー・ギブアップ・トーナメントがなぜ「DRAGON WINGS 」なのか?
ではこのネバー・ギブアップ・トーナメントがなぜ「DRAGON WINGS 」なのか?
これは一人の子どもの呟きに端を発します。
「ドラゴンがいいんだよな・・・」
それは運営陣にとって頭に雷(イカヅチ)が落ちたような衝撃でした。
(そうだよな・・)
すぐに大きな反省をしました。
大袈裟なように思うかもしれませんが
子供にとっての「龍 DRAGON」という空想上の神の化身は
大人の想像を遥かに超える、憧れのシンボルでもあるのです。
だからこそ地区大会である「竜王杯」を経て、龍王たちの中で派を競う。
このDRAGON SERIEISの魅力がある。
NEVER GIVE UPは
子供に第三者が語りかける言葉としては
どうなんだろうか・・
あくまでも自然発生的なモチベーションが必要ではないか・・
ではどうするか・・・
↓以下に文章続きます!
○では、どうするか、、
であれば・・・
NEVER GIVE UPという軸は変えずに
「DORAGON WINNGS」
〜龍の翼を見つけに行く旅〜
という、RPG的な設定をしよう。
そう考え成しました。
「ネバー・エンディング・ストーリー」
“少年が学校の天井裏で「ネバーエンディング・ストーリー」という不思議な本を通して、幻想的な世界“ファンタージェン”を見いだす物語。本は若き戦士アトレーユが“ファルコン”という名の幸運を呼ぶ竜の助けで、ファンタージェンを“無”による崩壊から救う物語”
失われていくファンタージェン。
それを無による崩壊から救う、戦士となる。
古い映画ですが、あの当時の少年少女が惹きつけられたものは、現代にもまた同じように広がっているはず。
このDRAGON WINGS TOURNAMENTは
単なるカッコつけだけではないネーミングの背景があります。
そうすることで
この日の大会をDRAGON SERIEISとして同じ線上に置くことができました。
故に参加記念グッズも
同じグランド・ドラゴン・トーナメントと同じデザインのTシャツにできました。
やはり子供に「がんばれ、あきらめるな」と言葉を投げかけるよりも
自発的にモチベーションが上がるようにしてあげられる方が良いなと。
もちろんドラゴン云々は関係ない子もいると思います。
それでも指導者や運営側の想いやスタンスは
伝わると思うのです。
みんなが自ら張り切れる戦い。
一方では安心して参加できる大会。
これを全力で作り上げています。
さて、次は大会内容の「ふりかえり」です。
↓写真の下に続きます!
大会内容ですが
全試合を通してとても素晴らしい試合が繰り広げられていました。
前回大会で悔しい思いをした子が
再挑戦に強い想いをかけて頑張る子がいたり
先ずは慣れていこうと
ドキドキしながら試合に精いっぱい臨んでいる子たちがいたり
胸の熱くなるような試合もあれば
微笑ましい友情が生まれるような瞬間さえありました。
↓写真の下に続きます!
大切なことは「成長のためのトレーニング」としての視野で
大人が大会に向けた環境を作ってあげることです。
①肉体的な安全
②精神的な安全
これをルールに定めつつ
その意味を自ら学んでいくように
指導者や保護者は促していく。
この段階からさらに
③試合経験をとおして、他者と充実した交流感覚を覚えていくこと
これも指導者や保護者は促していきます。
↓写真の下に続きます!
つまりこれは指導者も親御さんも、
関わる大人たち全てが、子供とともに共に学び成長していくという場でもあるということを意味しています。
試合は最高の人生トレーニングの場の一つであるかもしれません。
無拳流空手道では
各年代に合った成長の場面を提供できるように努めています。
昨日特別賞を取った子たちは
まさにこの大会の軸である「NEVER GIVE UP」を体現している子たちです。
それが必ずしも勝利で報われるとは限りません。
それでもしっかりと相手と握手を交わす
試合応援に全力を尽くす
表彰式などではしっかりとした姿勢を示し続ける
これは一重に
この子たちや親御さんが大切に育まれてきた「美徳」であると思われます。
↓写真の下に続きます!
武道を子供たちと共に志す上で
とても大切なことは
この「美徳」の養成だと思っています。
武道では「武徳」と表現しますが、
“勝っておごらず、負けてくさらず”
こういった気骨のある品位を養っていくことにより
「自他共栄」の精神の道が見えてきます。
最後に、この夏に帰国するマーシャちゃんについて。
↓写真の下に文章が続きます!
マーシャちゃんは今までの大会でなかなか勝てませんでした。
幼少の頃からずっと空手を続けてきました。約5年間です。
本当は他の仲間と一緒にグランドトーナメントに行きたかったのですが
予選大会ではまたしてもなかなか勝つことができませんでした。
それでも、今大会にエントリーをして準優勝を掴むことができました。
やっと勝つことができました。
本当に何度も何度もトライし続けました。
言葉が分からない文化の中で、それでも空手が好きで好きで仕方がなくて、練習をたくさん重ねました。
あと一ヶ月、また道場のみんなとたくさん空手を楽しんで欲しいと思います。
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