ADULTS CLASS BLOG ニュース 2026.03.06

昇段者インタビュー②「迷いながら間違いながら歩いてくその姿が正しい」と信じて

そのインタビューからは

そのインタビューからは、国内外の旅、音楽、映画、幅広くウィットに富んだ人間性が垣間見えました。

多趣味で感性豊かな社会人女性が、なぜ空手という武道を始め、ついには黒帯にまで至ったのか。

非常に面白いインタビューとなりました。

これから空手を始めたいと思っている社会人女性にもオススメのインタビューです!

(インタビュー:永井仁高)

空手を始めたきっかけを教えてもらえますか?

以前から体を動かしたいと思っており、当初はキックボクシングのジムなども考えていたのですが、毎回同じ内容の稽古だと飽きてしまうかもと思っていました。

そんななか無拳流空手の見学にいき、ミット打ちや組手だけでなく、移動稽古やテイクダウン等々色々なことが学べて面白そうと思ったのがきっかけです。

また、昔から空手をやってみたかったのですが、なかなか大人になってからではハードルが高くて…初心者でもウェルカムな雰囲気のMUGENを見学してその日のうちに入会しました

道場の最初の印象はどうでしたか?

青山道場がはじめての道場だったのですが、黄色と深緑のマットでおしゃれだなと思っていました。

佐藤美帆さんという帯上の会員さんと一緒に稽古する機会があったのですが、彼女は全ての動きがかっこいいのに、初心者のわたしに気さくに声をかけてくださり、励みになっていたのが記憶に残っています。

佐藤美帆さんとはどんな方ですか?今では知らない方もいると思うので、もう少し彼女について教えてください。

当時美帆さんは高校生だったと思うのですが、子供の頃から無拳流にいたようです。

その彼女が本当に温かくて安心しました。

恥ずかしながら、わたしは人見知りするタイプだったので、毎回稽古は緊張していたのですが、美帆さんはすごく気さくに空手以外のことも話しかけてくれて…

白帯のときの審査会も、全然挑戦して大丈夫ですよと後押ししてくれた記憶があります。

着替えている時などは、ディズニーの話や高校の話を明るく教えてくれるのに、空手ではがらりと雰囲気がかわってとにかくかっこよくて、一つ一つの動きに全部意味があるようで雰囲気が洗練されていました。

当時わたしは白帯だったので当然ですが、組手のときも美帆さんに前に立たれるだけでドキドキするくらい空気感があって、今でも美帆さんにただ圧倒されていたのを覚えています。

 

道場に入って空手への取り組み方で変わったこと、変わらないことはありますか?

はじめは、あくまで習い事として色々新しいことができて楽しいなと思っていましたが、最近は山口先生から教えていただいた空手の考え方や姿勢などが、自分の人生にもかなり影響しているなと思います。

大人になってから色々なことを諦める癖がついていましたが、道場に入ってからはかっこわるくても諦めたくないという考え方に変わっていきました。

逆に、今でもどんどん新しい技を教えていただくので、その時のわくわくや楽しい気持ちは変わりません。

好きな技は何ですか?それが好きな理由や、それにまつわるエピソードを教えてください。

支え吊り込み足です。道場の皆さんにその技でたくさん投げられた記憶があるからです。

たしか道場の特別企画で、投げ技講習的なものがあったと思うのですが、ちょうど仕事で参加できなかったので、一緒に稽古をしていた人たちが一斉に支え吊り込み足をし始めて、かなり焦りました。

まだまだうまく技がかかりませんが、もっと技の仕組みを理解して今だ!というときに狙って技をかけられるようになりたいです。

 

白帯から色帯時代にみた、先輩たちの昇段試験の印象は?

辛そうながら最後まで諦めないで皆さんが空手に取り組んでいて、私が最後にここまで頑張ったのはいつだろう?自分も先輩方のように一生懸命になりたいと思っていました。

 

では実際に過去を思い返してみて、空手道場に入る以前に「継続的に頑張った記憶」はどこにありましたか?

 

私が最後にすごく頑張ったのは高校の部活です。

合唱とミュージカルをやる部活だったのですが朝練、昼練、放課後練をほぼ2年半毎日の生活でした。長い台本を覚えて、ダンスを覚えて、歌の練習をして、とにかく毎日へとへとでした。

思い返すと本当に辛かったなと今でも思いますが、その中に楽しさがあったからやめずに引退まで頑張れたのかなと思います。

空手もやっていて辛いと思うときはありますが、部活と同じで楽しさや達成感があるから続けてこれていると思っています。

大学はそれなりに頑張って、仕事も辛いながらなんとかこなして、という生活を経て、また部活のように自分を追い詰めて頑張るような挑戦ができる機会に出会えたのは本当に幸運だと思っています。

 

 道場ライフを続けられたモチベーションは? 影響を受けたエピソード、道場やご家庭、職場などの人物の言葉など、詳しく教えてください。

やはり道場で一緒に稽古をしてくださる皆さんが一番のモチベーションです。自分1人ではなかなかモチベーションが続かないと思います。

ありきたりな言葉ですが、道場の皆さんと切磋琢磨できている実感があり、最近は通うほど楽しいと思っています。

特に、6月の審査会の打ち上げでたまたま、澤村さん、アンディさんと話す機会があり、お二人の12月の昇段への決意を聞いて自分も一緒に頑張りたいという気持ちになりました。

 

矢野さんのモチベーションとなっているヒーローやヒロインも教えてください。映画、ドラマ、スポーツ選手、誰でもいいのですが、空手以外の人はいますか?またその理由を教えてください。

BUMP OF CHICKENがヒーローです。中学生くらいからずっとファンなのですが、辛いときも楽しいときも曲に支えられてきました。

中でもStage of the groundという曲のなかの『迷いながら間違いながら歩いてくその姿が正しいんだ。君が立つ地面は360度全て道なんだ』という歌詞は、なにか辛いときや自信がないときに、自分の背中を押してくれた指針のような存在です。

あとは、モチベーションが上がらないときは、ジェイソン・ステイサムのアクションをみてやる気を出してます。空手とは無関係ですが、単純にかっこいいのと、いつも同じ展開でジェイソン・ステイサムが強いのが気に入ってます

 

昇段審査前の最高の思い出はなんですか?

冬の演武会が印象に残っています。毎日居残りで練習してとても大変でしたが、空手の楽しさに改めて気づけたのと昇段審査に向けて覚悟が決まりました。

ちょうど仕事も辛い時期で大変でしたが、最高の思い出です。

 

 

最近、矢野さんは演武会にどハマりしているように見受けられます。矢野さんが感じている演武会の魅力を教えてください。そして感動したシーンなどはありますか?

とにかく、普段の組手とは違う空手の世界観が味わえるのが堪らなく面白いです。

組手も相手の呼吸を読むような事があるかと思いますが、型は一緒にやる方と呼吸を合わせたり、型の歴史や何を想定して動いているのか等々、やればやるほどどんどん面白い要素が出てきて楽しいです。

本当に近々の話になってしまいますが、2月の演武会の三田心春さんの「棒術 四の型」は、息も吸えないくらいの世界観で本当に感動しました。

動きだけではない、気迫や緊張から生まれる空気感をいつか自分も体感したいです。

 

昇段審査前の最悪の思い出はなんでしょうか?

審査の2週間前の練習で足を痛めてしまい、稽古に行けない日が続いたことです。なんとか審査会までによくなりましたが、稽古量も足りないのにどうしようとかなり落ち込んで毎日憂鬱な気持ちで情けない話ですが仕事も手につきませんでした

 

2週間前での怪我ですか…。なかなか、厳しいですよね。その苦境を吹っ切れたのはなぜですか?その時の想いやエピソードがあれば、追加で聞かせてください。

ちょうど申込用紙を出そうと思ってた矢先だったので、もう今回は駄目かもしれないので見送ろうか一瞬考えてしまいました。

しかし、ここで逃げたら次も少しの事でやらない理由を探して先送りにする気がすると思い、痛めた次の日にとりあえず申込用紙を提出して決意を固めました。

山口先生が、『練習でできたことが本番で出来なくなることもあるが、それも含めて実力です』と仰っていて、痛いまま本番になったならそれも実力。また練習すればいいと思いました。

 

7と重複することもあるかもしれませんが、継続する中で苦しかったことは? それを克服できた理由は何でしょう?

審査会で新しい帯をいただく度に、嬉しいはずなのに帯の色と自分の実力が合っていないと感じて自信がなく苦しかったです。

毎回審査会でやろうと思ったことが、うまくできていなかったことが原因です。とくに紫帯あたりでは、全く実力に見合っていないと思っていました。

あまり克服できている感じはないですが、とにかく練習してそれでも失敗するなら準備不足なので、もっと練習しておけばよかったと思わないよう繰り返し練習することで自分を励まして自信をつけました。

黒帯の審査に関しては、山口先生から次の審査会で昇段審査だね、と言われる度に、正直逃げたいと思っていましたが、申込用紙をいただいたときに、今やらないでいつやるんだろう?と思って覚悟が決まりました。

 

審査では逃げたい気持ちが常にあったのですね。それでいながら、矢野さんは私生活でも、一人で海外へ旅行へでかける趣味がありますよね?冒険心が強いのでしょうか?今までに一番冒険的だったと思う旅行を一つ教えてください。

だいたい行って後悔したところはないので、昔読んだ本や世界史に出てくる場所がずっと心にひっかっていて、興味があるものの答え合わせ的な感じで旅行をしています。

一番冒険的だったのはギリシャです。

ベタですがアテネの遺跡群のスケールやメテオラという崖の上に立つ修道院の荘厳さは、昔の人の信仰心の高さや社会の仕組みなどが感じられて本当に面白かったです。

いまだにミノタウロス伝説とかも大好きなので、迷宮と呼ばれたクノッソス宮殿なども童心に返る思いでした。夜間フェリーでリュックを枕に寝たのも刺激的な思い出です。

 

今回の昇段試験に向けた取り組みで、心に期したこと、苦労したこと、できたこと、できなかったことなどを教えてください。

とにかくぐちゃぐちゃでも最後までやりきろうということだけは心に決めて挑みました。

審査前に山口先生から組手は橫蹴り主体でやろう、とアドバイスをいただいていたので自分の好きだった組手ができたのと、体力配分はできたかなと思いました。

ただ、タックルや投げ技よりもキャッチングが得意だと思っていたので、審査中に機会を伺っていたのですがうまく行かなかったのが悔しいです。

 

実際にやってみた昇段審査の感想を教えてください

以前富士山に登ったことがあるのですが、そのときのことを思い出しました。二度と登りたくないと思いながら山頂まで行って、下山の時にはすでにまた登りたいなと思うような爽快感でした。

二度とやりたくないと思うくらい辛かったですが、色々と悔しい瞬間や楽しいと感じた瞬間があるのでもう一度時間を巻き戻して組手がしたいなという気持ちが、昇段審査が終わってすぐに芽生えていました。

もうひとつ、実際の組手中に皆さんからアドバイスの声が聞こえて、思っていたよりも冷静になれました。

本当にありがたかったです。

空手は個人で戦うイメージが強かったのですが、MUGENの皆さんの温かさや、チーム力を感じました。

 

これからの道場ライフで目指すものは何ですか?

稽古に行くたび、新しい技や型、空手の世界観を知ることができ、世界が広がるような気持ちです。

まだまだ学びたいことや、やってみたい技、自分の知らない自分に出会えるような気がしています。

どっぷり空手の世界に浸かって、自分の納得のいく空手を極めていきたいなと思います。

そのためにも沢山稽古に行って、イベントにももっと参加できたらいいなと思っています。

空手の話ばかりになってしまいましたが、ボクシングクラスももっと時間をつくって参加していけたら、空手とは違ったボクシングの世界観が分かるようになるのかなと思っているので頑張りたいです。

 

MUGENに期待すること、感じていることは何ですか?

移動稽古や型講習、投げ技講習などなど、普段の練習でじっくりやらないようなものもまた講習会などをやっていただけたらなあ、と期待しています。

これからも道場ライフを楽しんでいく自信しかないです。

山口先生をはじめ、ご指導いただいている先生方、MUGENの皆さま、いつもありがとうございます。

今後も引き続きご指導よろしくお願いします。

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