KIDS CLASS BLOG ニュース 2022.10.31

KATANA TOURNAMENT DAY2 組手「高学年の部」後記


KATANA TOURNAMENT SERIESとしても最後の締めくくりの部門、高学年部門はとてもドラマチックでした!

「やっと優勝できた!」そうした子が複数生まれたことが、無拳流らしくもあり、また今後への希望につながったように思います。

このコラムを読み進めるにあたって、前のコラムももしよろしければご確認ください。

無拳流の理念を「惻隠の心」に触れたのが幼年さんのコラム
無拳流の大会には「不屈」が報われるということを書いたのが、小学1−3年生のコラム

大会レポートというより、この道場の青少年教育のポリシーを綴っています。

そしてこの部門では「やっと長年の目標を叶えた生徒さん」と「夢の支えとなっている存在である生徒さん」

この視点からコラムを綴っていきたいと思います。

やっと優勝できた子。
今回は「1−3年生」に続き、「4年生以上高学年」でも多かったですね。

ションフェルドこころちゃん、望月雄翔くん、榎園琳飛くん、石崎叶翔くん、里見佳都ちゃん、堤颯介くん、三田新九郎くん。

ほとんどの子がかなり久しぶりの優勝、あるいは念願の初優勝だったのではないかと思います。

アルフレッドくんも辰太郎くんも刀トーナメントこそ、”連覇”ですが、他のシリーズでは敗北を味わっています。

優勝者だけでなく、敗れ去った子たちも輝いていた。

このドラマが本当に素晴らしく、指導者、運営者としても心から嬉しく、とても感動しています。

やはり「継続をしてこそ報われる」こういう夢があることが大切です。

報われない時。
それでも好きでいられることが大切です。

今回優勝した子たちの中にも「夢」はありましたが、
敗退した子たちの全てに「夢」や「希望」を見ることができました。

例えば、蔵前の児玉恵麻ちゃんは、高学年になってからの空手スタート。
それでも頑張れることを証明してくれました。

例えば、特別選手賞を受賞した渡邉橙理くん。
前回涙を流して退場するようなアクシデントがありましたが、勇ましく再チャレンジして準優勝の活躍。

例えば、柴田二花ちゃん。
小柄ながら、卓越した集中力を発揮して、一際目立つ活躍をしていました。

例えば、長﨑悠人くん。
敗退したとはいえ、記憶に残るような素晴らしい大技を決めて見せてくれました。

例えば、熊野瑛仁くん、敗れても他の子にはないスタイルを有効に使ってみせて、玄人の指導者を唸らせてくれました。

例えば、、、、

まだまだ続けようと思えば、参加者全員分に対していくらでも続けることのできる、個性の競演があったのが、今回の高学年トーナメントの魅力だったと思います。

年齢が上がれば上がるほど、画一的な評価基準の他に、多角的な評価基準も生まれてくるのです。

つまり、勝利するということの素晴らしさに加えて、個別のスタイルやストーリーを持っていることにも感動や共感が育まれます。

その中に生きることの楽しさや充実感。

これを味わえることが、楽しくて充実して、日々の生きがいになるということがあります。

シャア・クシュくんの悔し涙に、男の子のスピリットを垣間見て、ぐっと胸がアツくなりましたし、三田心春ちゃんの静かな悔しさの炎にも心打たれました。

佐々木輝くんの不器用を克服するような二夜連続の頑張りには、びっくりしました。相当家で練習してきたのだなと。

廣友祐恒くんは夏くらいから体調を長く崩して自信を失いかけていましたが、今回よく集中して気合いのこもった戦いを繰り広げていました。

本当に一人一人が英雄、ヒーローであり、ヒロインです。

そしてその中でもひときわ凄いなと思うのが、デファイ香林ちゃんです。

彼女は中学1年生です。

それでも中学3年生や中学2年生の男の子たちと戦い続けています。

今回は勝つことができず、大会後にとても落ち込んでいました。

それでも昨日も今日も大会のお手伝いをずっとしてくれていて、昨日の大会終了後も最後まで後片付けをしてくれていました。

声をかけてみると、元気を失いつつも、「次は絶対に勝ちたい」と一瞬目力を強くして語ってくれていました。

彼女が林辰太郎くんと共に、年下の子たちが憧れて止まない魅力を放ち続けてくれています。

自分も二児の親、女の子も1名いるので、本当に親心のような感情が入るのですが、香林ちゃんのように中学生になっても年上の男の子と戦い続けるというのは、いろいろな意味で並大抵ではないなと感動してしまいます。

どなたか是非ファンクラブ(応援団)を作ってあげてほしいです。

団体戦では、今やMUGENを背負う看板選手の佐藤翔太指導員や林辰壱指導員も入ってくれて、大いに場を盛り上げてくれました。

一日中の審判で、目も腰も頭も相当疲れていたようですが、彼らもまた後輩たちのこのドラマを快く応援してくれています。

その他にも先輩の池田だいき君も一日中裏方を支えてくれましたし、翔太くん辰壱・辰太郎くんのお母様たちもカメラマンとして、動画の撮影をしてくれていました。感謝感謝です。

鈴木先生、二日間に亘り、全体を細やかにケアしてくださっていました。裏方を支えてくれています。
麻以先生、半端ない「縁の下の力持ち」です。この大会の準備の9割は麻以先生の尽力によるものです。
二人にも心から感謝。

選手であるにも関わらず、辰太郎くん、香林ちゃん、二日間手伝ってくれました。
いつも本当にありがとう。

そしてお子様たちが高学年になるまで、ずっと道場を信頼して応援し続けてくださっているご父兄の皆様、皆様の存在が大きな励みになっております。有難うございます。

また引き続きよろしくお願いいたします。

 

無拳流空手道青山本部道場
代表 山口雄史



 

 

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